「今までためてきた経験と知恵を爆発させるかのごとく一同が力を合わせ、強い力を持って、激震の時を乗り越え発展していく年」

「丁酉(ていゆう・ひのと、とり)の年」

丁の、一は、従来の代表的な動きがなおまだ続いているという意味

亅(けつ)は、従来の勢力に対抗する新しい動きを示しています。

丁は、新旧両勢力の衝突を意味します。

一は、木の上層部、枝葉を表し、亅は、幹であります。

酉は、酒を醸(かも)す材料の麹が壺の中にあって、醗酵するのをしめします。

干は、幹で10段階あります。

支は、枝で12段階あります。

これを組み合わせて60の範疇にしたものが干支であります。

60になって60化するということは、えびが殻を脱いで、秋に万物が固まってしまうのに、えびだけが固まらないで殻を脱ぐ、えびは殻を脱がなくなったら死んでしまいます。

だから、生ける限り殻を脱ぐから新鮮である。だからめでたいということです。

60化するということは、えびのごとく、常に生命的で、新鮮であり、進化してやまない

ということでです。

 

60年前の1956年は、日本が12月18日に国際連盟に80カ国めの加盟国となりました。敵国条項の規定は残っていましたが、加盟条件である「平和愛好国」であると認められ、1933年の国際連盟脱退から、23年目に国際社会に復帰しました。ファッションでは、慎太郎刈が流行しました。またさらに60年前の1896年は、新たにロシアが朝鮮に進出し、日本の朝鮮半島への影響力は低下しました。6月に明治三陸地震により2万人以上の命が奪われました。11月には、豊田佐吉が自動織機を発明しました。政界では、進歩党の結成、自由党と進歩党との折り合いがつかず、伊藤博文内閣が8月首相を辞任し、松方内閣が発足しました。

このように、丁酉の年は、政界は、多くの変化が見られ、過去の歴史から見ると自然災害も多く、1956年には、「もはや戦後ではない」ということばが流行語にもなったほど経済面では、高度成長時代が続いていく開始の年でもあったことを考えると、今年は、いろいろな困難があっても乗り越え、力を合わせれば、明るい成長が予想されます

このようなことから、当事務所は、「今までためてきた経験と知恵を爆発させるかのごとく一同が力を合わせ、強い力を持って、激震の時を乗り越え発展していく年」

を今年の方針とします。