起業を思い立ったときに知っておきたいこと(その1)
個人事業と会社経営の違い
個人事業のメリット・デメリット
個人事業のメリットは、原則として設立手続が要らず、事業開始の法的な費用がかからないこと、また経理の記帳や決算書類の作成が会社にくらべて簡易といえます。
一方個人事業のデメリットとしては、負債はすべて無限責任を負うことになること、社会的信用の面で不利などが挙げられます。
会社のメリット・デメリット
会社のメリットは原則として出資者は有限責任でよい(合名会社、合資会社の無限責任社員は除く)、社会的な信用度が高いことなどが挙げられます。
一方会社のデメリットとしては、法律に基づく厳格な設立手続が必要で、資本金・定款認証(株式会社の場合のみ)費用・登記費用など設立にあたって、それなりにお金がかかるということがあります。
また、経理や決算手続も厳格で個人事業に比べると面倒です。
違い・・・大まかにザックリとイメージしていただけたでしょうか?
“メリット”“デメリット”とくくりましたが、この二者は実は表裏一体の関係です。
つまり例えば、会社では経理や決算手続が厳格であるがゆえに、社会的信用というメリットが得られるということです。
ですから、やはり総合的にみて、自分がやりたい事業にはどちらが向いているのかをよく考える必要があるでしょう。