土地を相続してその土地を売却して相続税の支払いに充てる場合に、問題となるのが

1、土地の測量の時間がかかる。明示申請や土地の確定測量後の地積更正登記や分筆登記には

  最低、二、三か月はかかります。隣接地の承諾印がもらえなかったり、相続登記が済んでなかったら

  もっと時間がかかります。

2、土地が売却できる相当の広さや利用価値の高い土地であればすぐに売却が可能ですが、土地の真ん中に

  自宅が建っていて、道路部分を取ると他の周りの土地は活用範囲が狭く売り物に適さないとか、

  隣接道路地が狭すぎるとか、利用価値の低い場合には売却に時間がかかります。

3、土地の全部を売却してしまう場合にも、建物の取り壊し費用は高額だったり、アスベストの問題があったりして

  予想以上に取り壊し費用がかかり、売却しても利益がない場合もあります。

4、そうならないためにも、普段から売却が可能なのか、利用価値はあるのか、相続税相当以上の売却後の

  利益が出るのか、余裕をもって普段から考えて、早めの対策が必要になります。

5、土地は、不動産と名のつくように右から左にすぐに売却ができる場合は、よほどの好立地か、安いか、

  買主の意思に沿った土地だからこそ売却ができます。

6、普段から考えて、相続時に売却がすぐにできない場合には、すぐに売却ができる土地と交換する。

  例えば駅から遠い土地を駅に近い土地に買い替えるとか、厄介な建物は事前に取り壊してすぐに売却

  できるように備えておくなどの準備が必要です。

相続遺言専門司法書士川村常雄 072-874-3308 大阪府大東市曙町3-8

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